ホットロッドの歴史

ホットロッドが生まれたその当時、アメリカでは車両の改造を通じて一層ハイスピードに走れる車を開発し、その速さを勝負するストリートレースが人気を博していました。ホットロッドの意図は速さを追い求めることでありますので、ボディーのスリム化や大パワーエンジンの搭載などがカスタマイズのメインです。
そのうちストリートにおけるレースが規制されるようになってしまって、ステージはサーキットへと移行していきます。 競技と位置付けてレースが催されることになって、ホットロッドはアメリカのカスタムカルチャーとしましてスタンダードになって行ったのです。

定番のホットロッドカスタム

ホットロッドには定番のカスタマイズが複数見られます。車のボンネットと屋根をくっ付けるAピラーをカッティングするチョップドトップは、運転中に受ける空気抵抗を和らげる為のカスタマイズです。Aピラーが短くなることによって屋根が低くなって、空気抵抗を減少できます。
エンジンを一層強力なパワーのタイプに載せ替えるエンジンスワップも、ホットロッドカスタムのスタンダードになります。他には、旧車をレストアする時に性能の高い部品に差し換えるレストモッドといったカスタマイズも存在します。
外観のカスタムについては、ホットロッドを連想させる炎の塗装を行なうなど、派手な仕様が一般的です。

ホットロッドカーに因るレース

ストリートにおける合法ではないレースが規制したことで、ドラッグレース協会NHRA(ナショナルホットロッドアソシエーション)が発足し、合法に競技としましてレースを実施できる体制が整いました。
レースはゼロヨンと称されるもので、1/4マイル(約402m)の距離を全力で疾走してタイムを競うものになります。短距離での競争では車の加速のパワーが問われるため、ホットロッドカーのカスタマイズレベルが試されるのです。
レースの競技化が根拠になって、ドラッグレースに的を絞ったドラッグスターと呼称されるマシーンが登場し、ゴールに至るまでのタイムは4秒台となることだってあります。大音響で駆け抜けるホットロッドカーの時速は、ゴール時点には500kmをオーバーする場合もあり、ドラッグレースは迫力いっぱいのモータースポーツとして大人気です。