ホットロッドのベースカーと言ったら、戦後安い価格で手に入ったフォードのモデルTやモデルA。
その当時、大衆車の筆頭で劇的に売れたモデルTやモデルAをはじめとするフォード車は、当然中古車としまして市場に出る台数も多く、10代の若い人でも安く買い求めることができた故に、ホットロッドと言ったらフォードというような図式が出来たのです。一言でいうと戦前のアメリカだと、大衆車であったフォードがスポーツカーだったという事実です。
このようにしてホットロッド・カルチャーは段々と盛り上がり、次第にパーツメーカーと言われるのが登場。エンジンをハイスペック化するのでのアフターマーケット・パーツが販売されるようになり、’40年代より数々のパーツが世に送り出されました。
そのように半世紀以上過ぎた現在も、このホットロッドという文化は生き続け、アメリカは勿論世界的な規模で愛されています。当然我が国も同様で、ホットロッドが趣味として確立してます。
数多くあるホットロッド
一括してホットロッドと言ったとしても様々な種類が存在するのです。
チョップドトップ
ボンネット、ガラス、屋根、バンパーと言われるものを取っ払ったりしてボディのスリム化を図り、レース車両にしたり、または外面の派手さを競ったりしているのです。
フレイムペイント
ホットロッドの代表格と言うことも出来るフレイム(炎)みたいなペイントをボディに施します。
エンジンスワップ
エンジンを載せ換えるカスタマイズ方法です。車を高性能化する意図もあれば、古いボディーに最新式のエンジンを載せたそれらのギャップをエンジョイする目的も見受けられます。
レストモッド
上記のエンジンスワップと被りますが、具体的に言うと、クラシックカーに最新式のエンジンやトランスミッションを搭載して、視覚的とは裏腹な超高性能車に仕立て上げて満喫する手順です。